結婚式の中でも挙式シーンは、新郎新婦はもちろん、二人の家族や友人など多くの人びとが楽しみにしているシーン。
挙式は儀式の意味合いが強いため、披露宴と比べ形式的なものになりがちですが挙式にも演出を取り入れることで、さらに感動的でゲストの印象にも残るセレモニーにすることができるんです。
今回は、挙式の中でも教会式や人前式で取り入れたい演出アイデアをご紹介します。
(文:marco)
目次
1. ゲストも思わず涙!感動的な挙式を演出する「ベールダウン」
「ベールダウン」とは、バージンロードを歩く前に母親からベールを下ろしてもらうセレモニーのこと。古来よりヨーロッパでは、ベールは悪魔から花嫁を守る魔除けのアイテムとして使われていて、母親が娘のベールを下ろしてあげることで、新郎の元へ安全に送り出すという意味が込められています。
キリスト教式、人前式ともに取り入れる新婦が増えている演出で、母親がベールを下ろす際に「幸せになってね」などと声をかけ、新婦が思わず涙してしまうシーンもよく見られます。
また、ゲストにとっても母と娘の愛情を感じられるので、感動的な挙式シーンとして心に刻まれるはずです。とはいえ、人前で行うのは恥ずかしいという方もいるでしょう。その場合は、ブライズルームで家族水入らずでベールダウンを行うこともできますよ。
2. 新郎から新婦にバラの花束を贈る演出「ダーズンローズ」
宗教など形式にとらわれない自由なスタイルが魅力の人前式では、挙式で行える演出の幅もぐっと広がります。
「ダーズンローズ」という挙式演出は、聞いたことがある方も多いのでは?
ダーズンローズとは直訳すると「12本のバラ」という意味で、挙式では新郎から新婦に12本のバラの花束を渡しプロポーズをし、新婦はそのうち1本を新郎の胸ポケットに挿すことで、承諾の返事をするというセレモニーです。
こちらも古くからヨーロッパに伝わる風習で、とてもロマンチックな演出ですよね。手順としては、新郎はバージンロードを進みながら、事前に協力をお願いしたゲストから1本ずつバラを受け取りそれらを束ね、あとから入場した新婦が祭壇までたどり着いた時に花束として贈ります。
実は、実際にこれを行うには少し工夫が必要なんです。
気になる方はぜひ下の記事でご確認ください!
3. 新郎新婦の言葉でつくる挙式演出「オリジナルの誓約書」
新郎新婦の言葉でつくる「オリジナル誓約書」も人前式ならではの演出です。決まった形式がないため、選ぶ言葉も長さも読み方も自由。内容はさまざまですが、これから始まる結婚生活への誓いのほか、家族やゲストへの感謝の言葉を読むと、よりあたたかな挙式に。
誓いの手順も自由です。二人で一緒に誓約書を読み上げる新郎新婦もいれば、二人で読み上げた後、一人ずつ誓いを宣言する新郎新婦も。より二人らしいスタイルを実現し、二人の人柄がゲストに伝わるあたたかな挙式になりますよ。
4. 挙式後の演出は“ゲスト参加型”で楽しく
緊張もほどけた挙式の後は、ゲストにも参加してもらって、みんなでお祝いをしましょう!ゲストから花びらの祝福をうけるフラワーシャワーや、色とりどりの風船を飛ばすバルーンリリースは、写真映えも抜群の演出。
また、花嫁がブーケを投げて女性ゲストへ幸せをバトンタッチするブーケトスや、新郎が男性ゲストを集めてブロッコリートスやボールトスをするなど、挙式後の演出には多彩な楽しみ方があります。多くのゲストに参加してもらえるため、とても盛り上がりますよ!
5. まとめ|挙式の感動も楽しみも、二人らしく自由にアレンジ!
挙式の演出には、ゲストの感動を誘うものからゲストと一緒に楽しめるものまで幅広くあり、ご紹介した以外にもたくさんの挙式演出があります。
どの演出も「こうしなければいけない」という決まりはないため、例えばベールダウンを母親以外の人にお願いしてみたり、ダーズンローズのバラを別の花にしたりと、二人らしさを表現しやすい方法にアレンジできます。
自分たちらしい挙式演出のアイデアが知りたい、という方は、トキハナのオンラインプランナーに相談してみてくださいね。