ウェディングプランナーとの打ち合わせが始まり、結婚式場での準備が進んでくると、そろそろムービーについても準備する時期です。 ムービーの準備は、多くのプレ花嫁さんが後回しにしがちなもの。いざ写真などの素材を準備するときに焦らないよう、あらかじめどんなものが必要なのか知っておきましょう。 今回は、結婚式のムービーに使う素材を用意するコツとポイントについて紹介します。 (文:えりか)
目次
1. 結婚式ムービー準備のコツ:まずはすべての写真を手元に集めよう
結婚式のムービーを作るにあたり、最も大変なのは写真集めと選定だと言ってもよいでしょう。すでに実家を出て暮らしている人は、幼い頃の写真が手元にないという場合もあります。結婚式が決まった段階で、実家から手元に送っておいてもらうのが良いですね。
また、お互いの実家へ挨拶に行く際や、両家の顔合わせのときに合わせて用意するのもおすすめ。その場で話のネタにもなるうえ、家族が気に入っている写真などを知ることができるため、後で写真を選定するときの参考にもなります。
アルバムやプリント写真は、ムービーにする際にスキャンしてデータ化する必要があります。ムービー会社に依頼する場合であれば、アルバムをそのまま預ければスキャンから行ってくれるところが多いですが、念のため確認しておきましょう。
ネット型のムービー会社や自作を検討している場合は自分でスキャンするか、写真屋さんに依頼することもできます。
アプリと連動してスキャンをしてくれるアイテムなどもありますが、会場のスクリーンは大型のものになるため、画質が荒いと見ていて疲れてしまうことも。自分でスキャンを行う場合は、画質が落ちすぎていないか注意が必要です。
《写真集めのポイント》
*実家にある写真をすべて手元に集める
*家族が好きな写真をリサーチしておくとベター
*アルバムやプリント写真のスキャンの段取りをしておく
2. 結婚式ムービー準備のコツ:ポイントを押さえて写真を選ぼう
写真が手元にそろったら、その中からどの写真をムービーに使用するか決めましょう。
映像の長さにもよりますが、例えばプロフィールムービーであれば、
*誕生
*幼児期
*学生(前半:小学生~中学生など)
*学生(後半:高校生~大学生など)
*社会人
このあたりの写真が各時代1枚ずつでも入っていると良いですね。
これを基準として、結婚式に招待しているゲストを優先して選ぶのがおすすめ。当日来てくれるゲストはきっと新郎新婦にとって、大切な時期を一緒に過ごしてくれた人たちなのではないでしょうか。その人たちが一緒に映っている写真を選ぶと、より楽しんでムービーを見てもらうことができます。
また、できればなるべく新郎と新婦で枚数を揃えましょう。選ぶ時代も合わせてあるとなお良いですね。
《写真選びのポイント》
*誕生から現在までの各時代ごとに1枚は選ぶ
*招待ゲストと一緒に映っている写真を選ぶ
*枚数と時代は新郎新婦で揃える
3. 結婚式ムービー準備のコツ:縦の写真には注意しよう
写真を選ぶときにもうひとつ気を付けたいのが「縦の写真」の扱いです。映像は横長が基本となるため、横に撮影された写真を中心に選んだほうがムービーになったときに美しく仕上がります。
縦の写真しかない場合は、2枚を組み合わせて1枚にすることもできるため、写真の枚数は余分に準備しておくと良いですね。ただし、ムービー会社に依頼する場合は料金が追加になることもあるため、担当者に確認をしましょう。
縦の写真でも、顔をアップにするなどトリミングしてくれる会社もあるため、プロに依頼する場合は先に聞いておくようにするとスムーズです。
《縦写真の扱い方のポイント》
*2枚ずつ組み合わせて使う
*ムービー会社に相談してみる
4. まとめ|素材集めは時間に余裕があるうちに、多めに用意して
ムービー会社に制作を依頼する場合でも、自作をする場合でも、共通して写真集めと選定は自分たちでやらなくてはいけないことです。
また、実際に作っている過程で、写真を変更したくなることもあるかもしれません。幼い頃の写真などは、保存状態によってはムービー会社から「写真が荒いので変更したほうが良い」といわれることも。
なにかあったときの保険として、各世代の写真は多めに用意しておくと対応しやすくなります。時間に余裕があるうちに、さっそく素材集めをスタートしてみてくださいね。挙式まで日数がないのに素材が集まらない…!など、ムービーの素材集めで困ったことがあれば、トキハナのオンラインプランナーにご相談ください。