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結婚式の祝辞を頼まれたら…「頼んでよかった!」と言われる主賓挨拶例

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独身の部下を持つ上司なら、誰でも頼まれる可能性がある「結婚式の祝辞」。会社の人を呼ばない結婚式では、親族や友人に白羽の矢が立つ場合もあります。依頼されるのは光栄である反面、主賓の大役に緊張してしまう人も多いはず。
でも、新郎新婦に「頼んで本当によかった!」と言ってもらえる祝辞にしたいですよね。この記事では披露宴の乾杯前の「主賓祝辞」について、スピーチ内容の基本構成と挨拶例、注意点をご紹介します。(文:まゆ)

1. 主賓祝辞のパターンとポイント

結婚式の主賓祝辞には大きく分けて2つのパターンがあります。祝辞と乾杯の担当が別々の場合と、一人でどちらも行う場合です。

前者は新郎新婦に依頼したいゲストが2人以上いる場合に多いパターン。この場合大事なのは、もう一人の「乾杯役」も、新郎新婦にとって「依頼したい人」であることを心に留めておくこと。祝辞が長すぎて、乾杯の人が「自分の挨拶は短くしなければ」と遠慮してしまう、なんていうシチュエーションは避けたいものです。

祝辞と乾杯を1人で行う場合は、祝辞が終わって乾杯に移ってからは手短に「乾杯!」の唱和へ進むのがポイント。乾杯に移るタイミングで、新郎新婦をはじめゲスト全員がグラスを持って起立しているからです。

主賓挨拶

2. 祝辞の基本構成

結婚式の祝辞の基本構成は、新郎新婦との関係性がどのようなものであっても、「二人の人柄と長所が最大限伝わる話」を盛り込むことが共通の押さえどころです。早速、基本構成を詳しく見ていきましょう。

《結婚式の主賓祝辞の基本構成》
①お祝い
「〇〇くん、△△さん、そしてご両家の皆様、この度はご結婚誠におめでとうございます。」

②自己紹介
「ただいまご紹介に預かりました新郎〇〇くんの上司、●●と申します。私共は株式会社▲▲▲▲という、〜を取り扱う会社で一緒に仕事をしておりまして…」

③具体的なエピソード
「新郎〇〇くんは社内では新卒の頃から、そのガッツと人望に定評がありました。ある取引先への納品トラブルが発生した時にも、〇〇くんの対応は素晴らしく…」

④はなむけの言葉
「これから、△△さんと二人で笑顔溢れる温かい家庭を築いていってください。 お二人とご両家の末長い幸せを心からお祈り申し上げます。」

⑤お祝い
「本日は誠におめでとうございます」

主賓挨拶

3. 挨拶例

では、具体的にどんな話をすればいいのでしょうか。ここでは、主賓が新郎の上司である場合の一例をご紹介します。

〇〇(新郎)さん、△△(新婦)さん、本日は誠におめでとうございます。ご両家の皆様にも心よりお慶び申し上げます。□□(会社名)の●●と申します。

本日はお招きいただき、ありがとうございます。甚だ僭越ではございますが、ひとことご挨拶をさせて頂きたいと思います。どうぞお掛けください。
 *次項「4.祝辞の注意点」①参照

〇〇くん(普段通りの呼び方)が弊社に入社して来られたのは、3年ほど前のことです。以前はアパレル関係の営業をしておられただけあり、「お洒落な営業マンがやってきた!」と入社当時から社内では有名でした。

彼はアウトドアが趣味で、ご覧のように年中顔が日焼けで真っ黒です。取引先に行っては笑われておりますが、遊びも仕事も精一杯こなす彼は、話題も豊富で、社内外共に愛される存在です。

〇〇くんは、今時珍しいくらいの親分肌の男です。部内には課がいくつかある中、彼の課の部下はみんな「頼れる上司」と彼を信頼しているようです。

仕事において「任せる」ということは、簡単なようでいて難しいことです。でも彼は、少しハードルが高いと思われることでも、部下を信頼して任せ、そろそろ危ないなと思ったらしっかりとフォローする。そんな面倒見のよさを発揮して部下のポテンシャルを伸ばし、チームとしても業績を積み上げ、昨年は彼の課が社内で表彰されるなど、会社にしっかりと貢献してくれています。

このように○○くんは、仕事に趣味にあまりにも一生懸命で、結婚する気はあるのだろうかと心配したこともありましたが、こんなに素敵な方を射止めていたとは、心配無用だったようですね。

△△(新婦)さん、取引先と社内の調整役を最前線で担う〇〇くんの仕事は、とても難しいものです。とても疲れて帰ってきたり、帰りが遅くなることもあったりと、理解し難いこともあるかもしれませんが、どうぞこれからもその素敵な笑顔で支えてあげてもらえたらと思います。

長くなりましたが、おふたりの末永い幸せを祈念いたしまして、私のお祝いの言葉とさせていただきます。 ありがとうございました。

主賓挨拶

4. 祝辞で注意すべき6つのポイント

次は、結婚式の祝辞において注意すべきポイントを見ていきましょう。

①着席を促すのを忘れずに
前項の例文にも登場しましたが、新郎新婦と両家両親は、主賓が紹介された時点から起立しています。冒頭のお祝いの言葉を終えたら、「どうぞ、おかけください。」と着席を促すことを忘れないようにしましょう。

②二人を立てるために必要な言葉だけを厳選
式場にもよりますが、披露宴は約2時間半という限られた時間設定であることがほとんど。これはあくまで二人のための時間と心得て、大切にしてあげたいですよね。

気に留めておくと良い点は、新郎新婦の入場直後に司会者から二人のプロフィール紹介がある場合。

そのすぐ後にやってくる主賓祝辞のタイミングで、内容が重複することが実は多いのです。当日直前に原稿書き直し…はなかなか難しいもの。時間を有効に使う為にも、事前に二人に司会者からプロフィール紹介をしてもらうかどうかの確認をしておくと良いかもしれません。

③ネガティブな内容や過去の暴露は避ける
二人と親しい間柄の人にありがちなのが、親しみをこめて披露したエピソードが裏目に出てしまうパターン。

二人の親族や上司もいる中、どう受け取られるかわからない過去の失敗談は避けたほうがベターでしょう。また、過去の恋愛話などを持ち出すこともおすすめしません。

④自分の話2割・新郎新婦の話8割と心得る
年長者の方が陥りやすい失敗としては、つい自分の話や会社の功績の話が多くなってしまうこと。あくまで、祝辞は二人を立てるためのものです。自己紹介は、二人のエピソードを語る上で必要な項目にとどめましょう。

⑤「忌み言葉」「重ね言葉」を避ける
(1)忌みことば
「別れを連想させる」として、以下のようなネガティブワードは結婚式ではタブーとされています。

「切る」「欠ける」「壊れる」「破れる」「刺す」「去る」「飽きる」「再び」「失う」「終わる」「途絶える」「戻る」「消える」「閉じる」「逃げる」「別れる」「冷える」「避ける」「割れる」「泣く」「消える」「薄い」「倒れる」

(2)重ねことば
再婚を連想させるとして、こちらも避けるのが理想的です。

「皆々さま」「ますます」「くれぐれも」「しばしば」「いろいろ」「たびたび」「わざわざ」「二度三度」「またまた」「重々」「再々」「かえすがえす」「かさねがさね」

⑥実際に声に出して読んでチェックを
原稿ができたら、実際に声に出してみましょう。実際に読んでみると、リズムが悪かったり、間延びした印象を持ったり、物足りなさを感じたりと、書くだけでは気づかなかったことがわかるはずです。

また、時間は長くても3分、できれば2分以内を目指しましょう。人が読めるのは、1分間に300文字程度と言われています。2分以内の主賓挨拶は、400字詰め原稿用紙1枚から1枚半の原稿が理想的だと言えるでしょう。

主賓挨拶

5. まとめ | 両家の両親が二人を誇りに思える内容を目指しましょう

祝辞を頼まれるのは二人との関係が深い人が多く、たくさんのエピソードから何を話そうか考え込んでしまう人も多いかもしれません。両家の親族をはじめ、様々な年代の方が参列する結婚式。エピソード次第では受け取り方もそれぞれになりがちで、一層内容に気を使いますよね。

オススメなのは、「新郎新婦それぞれの両親が、二人のことを誇りに思える内容」を目指すこと。この目線で原稿を作ると、万人にとって素敵に感じられる祝辞が叶うでしょう。新郎新婦の人柄を今一度しっかりとリサーチして、二人とゲストにとって大満足の祝辞を叶えてくださいね。

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