ひとくちに結婚式といっても、人それぞれ好みや価値観が異なるように、結婚式のカタチも人によって異なるもの。インスタで話題の卒花のエリカさんとシズカさんも、結婚式の内容はもちろん、結婚式に対する価値観も二人とも異なっています。そこで今回は、お二人に結婚式を挙げるにあたって準備段階で気を付けたポイントや、結婚式後の反省点などについてクローズアップ!2019/6/8、渋谷で開催したイベント「Wedding Select Fes」のトークセッションより抜粋してレポートします。(文:三島 莉永)
目次
1. .instagramで話題の卒花エリカさんとシズカさん
▲instagramで話題の卒花のシズカさん(左)とエリカさん(右)
エリカさん
2018年9月にメゾンプルミエールにて結婚式を挙げた卒花さん。フラワーショップ勤務の経験を活かして、会場を薔薇がいっぱいのロマンティックな空間に飾り付けたそうです。
シズカさん
2018年6月に第一ホテル東京にて結婚式を挙げた卒花さん。二人の年齢や関係性を考慮のうえ、夫婦ともに「和服が着たい」という想いから、和装で人前式を行なったそうです。
2. 結婚式は“ゲストファースト”で!エリカさんが心掛けたこととは
まず、エリカさんの結婚式についてお話をお伺いしました。エリカさんが結婚式を挙げる際に気を付けたことは、旦那さんと方向性を決めること。卒花さんのアドバイスを元に二人で結婚式の方向性を話し合ったと言います。
話し合いの結果、お世話になった方へ感謝の気持ちを伝えるために、結婚式を“ゲストファースト”で行なうと決めた二人。ゲストが快適に過ごせるように、料理や装飾にこだわったそうです
▲いつもお世話になっている方に感謝の気持ちを伝えるために♪
――まずは、エリカさんが結婚式を行なうにあたって気を付けたことを教えてください。
(エリカさん)結婚式は“ゲストファースト”で行なおうと決めていました。結婚式の前に、卒花さんに「なんで結婚式を挙げるんだっけ?」という方向性を見失うと、二人ともどんよりとしてしまうと聞いていたので、「私たちはそもそも何で結婚式をあげたいのか?」っていうところを彼と話し合いました。
――それは良い試みですね!
(エリカさん)私と彼はお付き合いしている期間が長かったので、いろんな人に心配やらご迷惑をおかけしていたんです(笑)。だから、そういった人たちに「無事幸せになりますよ」っていう報告と、感謝を伝えたいねっていう結論になりました。結婚式でゲストへの感謝を伝えるために、美味しい料理を用意したり、挙式と披露宴の待ち時間がないような仕組みにしたり、そういうことを色々考えてやりました。
▲待ち時間も楽しく過ごせるようミニアルバムを作成!
――なるほど。具体的にゲストからはどんなサービスが好評でしたか?
(エリカさん)待ち時間も楽しく過ごしていただけるよう、デートの写真とか前撮りの写真をミニアルバムにして、皆さんに自由に見てもらえるようウエルカムスペースに飾っておいたのが好評でした。あとは、受付をお任せする子の負担を減らしたかったので、芳名帳ではなくポスターにメッセージとサインをもらう形にしました。
▲芳名帳をなくして受付の負担を減らすために用意したポスター
――確かに、芳名帳に書き込むとなると受付に行列が出来てしまいますもんね。
(エリカさん)そうなんです。ポスターにしておけば終わった後もおうちに飾れるので、芳名帳を失くしてポスターにしました。
3. 大人の二人ならではの結婚式に。シズカさんが気を付けたこと
次に、シズカさんの結婚式についてお話をお伺いしました。シズカさんは旦那さんと話し合い、年齢やお互いの関係性などを考慮して和装で神前式を挙げることにしたそう。結婚式では和装と、お色直しでドレスを着たと言います。
しかし、和装と洋装どちらも着用するため、髪型や会場装花にはこだわったとか。和装で神前式を挙げることを決めた経緯や、和装を着る際に気を付けたポイントについてお話していただきました。
▲年齢や二人の関係性を考慮して、和装に決めたと話すシズカさん
――続いて、シズカさんはどのような結婚式を挙げられたのか教えてください。
(シズカさん)私も主人も大人な歳なので、二人の関係性的にもチャペルでフラワーシャワーを浴びるイメージがなんかピンとこなかったんです(笑)。なので、二人で相談して、私も主人も「和装が着たい」ということで、和装で神前式を挙げました。
――和装を着るにあたって気を付けたことはありますか?
(シズカさん)白無垢を着用したのですが、事前にinstagramで「白無垢を着ると普段気にならなくても歯の黄ばみがすごい目立つから絶対ホワイトニングをやったほうがいいよ」っていう投稿を何個か見て、結婚式前に歯のホワイトニングをしました。
▲お色直しでドレスも着るため、髪型に悩んだというシズカさん
――衣装などについて、他に気を付けたポイントなどはありますか?
(シズカさん)初めは和装で日本髪のカツラっぽい雰囲気にしたかったんですけど、結婚式場のイメージと合わないし、お色直しでドレスを着ることになったので、日本髪はあきらめました。あとは、和装と洋装がゴチャゴチャにならないように会場装花はすごく考えましたね。
――会場装花についてはどんな風にイメージを膨らませたのでしょうか?
(シズカさん)卒花さんの会場装花とかを、instagramのハッシュタグで調べたりしていました。
4. 式場スタッフには、自分の意見をしっかり伝えるべき!
叶えたい結婚式のイメージがあり、それを見事に実現した卒花のエリカさんとシズカさん。理想の結婚式を創り上げるためには、式場スタッフにしっかり自分の意見を伝えることが大切だと言います。
▲頭の中に思い描いている装花のイメージを実現させるために。
――お二人とも叶えたい結婚式の具体的なイメージがあったとのことですが、結婚式を創り上げる際に注意したポイントはありますか?
(シズカさん)私は会場装花にこだわりたかったので、フローリストさんに要望をきちんと伝えました。打ち合わせの段階でイメージにそぐわないお花を提案されることもあったので、ポイントで伝えましたね。
――具体的にどのように伝えるのがおすすめですか?
(シズカさん)例えば「シャクヤクを入れて欲しい」とか「かすみ草にして欲しい」って部分的に伝えたほうが理想の提案をいただけるかなと思います。
――確かに、理想の結婚式を叶えるためにも、式場スタッフには要望をちゃんと伝えた方がいいですよね。
(エリカさん)そうですね。絶対言ったほうがいいですね。
5. こうすればよかった!結婚式後の反省ポイント
続いて、結婚式後に気付いた反省ポイントを教えていただきました。エリカさんは結婚式に関することを全て自分で決めていたからこそ、「もっとスタッフを頼って任せればよかったかな?」と思うそう。また、シズカさんは結婚式の準備期間が短かったため、カメラマン選びに時間をかけられなかったのが反省ポイントだと振り返ります。
▲エリカさんが結婚式を終えて気付いた反省ポイントは……?
――結婚式を終えてみて、「もっとこうすればよかった」と思う反省ポイントはありますか?
(エリカさん)私は結婚式に関することは全部外注にして、自分で結婚式の全てを決めていくようにしていたので「やらなきゃよかったな」って思う事はないんですけど。でも、逆に全部自分で決めすぎてしまったので、当日存分に楽しめなかった部分は多少あります。始まる前とか緊張しちゃって写真を撮るのを忘れってしまったり、「タイムスケジュール押してないかなー」って気になっちゃったり。
――それはもう運営側の気持ちですね!(笑)
(エリカさん)そうなんです(笑)。本当にスペシャルな人に結婚式を手伝ってもらったので、「もっと頼って任せればよかったかな?」というのはちょっと思います。
▲カメラマン選びにこだわれなかったというシズカさん
――シズカさんは、結婚式を終えた後に反省ポイントはありましたか?
(シズカさん)今になってこうすればよかったって思うのは、カメラマンさん選びです。結婚式とか披露宴の写真撮影を会場のカメラさんにお願いして事前に写真の確認もしていたんですけど、「ふんわりした感じじゃなくて、もっとちょっとパキッとしたかっこいい写真が欲しかったなぁ」という想いが正直ありました。外注のカメラマンさんを手配しておけば間違いなかったなって思いましたね。
――確かに、なかなか写真の仕上がりまでは気が回らないですよね。
(シズカさん)気が回らなかったし、自分がどういう写真が好きなのかを気付いていなかったです。私は結婚式の準備期間がすごく短かったので、準備期間が半年以上あれば、もうちょっと写真を見たり好きな写真のテイストを知ったりできたのかなと思います。
6. こうすればよかった!結婚式後の反省ポイント
トークイベントの終盤では、卒花のお二人からこれから結婚式を挙げる予定のプレ花嫁さんに向けてアドバイスをいただきました!エリカさんは方向性を決めておくことや普段から姿勢を気にしておく重要性を、シズカさんは結婚式前日の過ごし方について、それぞれ語っていただきました。
――これから結婚式を挙げる予定のプレ花嫁さんに向けてお二人からアドバイスをいただけますか?
(エリカさん)今は情報がいっぱいあるからこそ周りと比べちゃったりすると思うんですけど、でも「自分は何をやりたかったんだっけ?」っていうのを事前に二人で話し合っておいたり自分の中で決めておくと、「あの花嫁さんはこうなのに」って揺れないで済むと思います。あとは、結婚式の写真を見返して後悔しないためにも、結婚式中にきれいな姿勢でいられるように普段の姿勢を気にしておくのがおすすめです。
(シズカさん)私は結婚式前日に準備は全て済んでいたんですけど、あまりに緊張しすぎて8時ぐらいに寝ようとして全然眠れなかったです(笑)。結婚式当日に寝不足状態になってしまったので、結婚式前日でもいつものルーティーンを崩さないで過ごしてほしいなぁと思います。
7. 卒花目線で伝える!プレ花婿さんへのアドバイス
最後に、プレ花婿さんへ向けたアドバイスもいただきました。卒花のお二人曰く、結婚式でやりたいことがある花嫁さんには話を聞いて褒めてあげることが大切だと言います。
――最後に、プレ花婿さんに向けてアドバイスをお願いします。
(エリカさん)もし、「普段仕事忙しくて結婚式の準備を任せきりになっちゃっているな」っていう自覚があるのなら、花嫁さんがやりたいってことを汲んであげて「いいねいいね」ってまずは聞いてあげてください。で、「僕はこれもいいと思うよ」みたいな感じで意見を言ってくれると多分スムーズじゃないかなと思います。あと、私がすごく困ったのは、彼のお友達の住所を調べることなど。私にはできないことは自分でやってもらいたいです。
(シズカさん)私もエリカちゃんと一緒で、結婚式の準備を進めるのが好きだったので「これどう?」っていう相談に対して、「めっちゃいいやん!」って彼が言ってくれるのが嬉しかったです。でも、もし結婚式に対してこだわりがあるのなら、エリカちゃんが言っていたように「これもいいと思うよ」って言い方をしたらいいと思うし、特に結婚式に対してこだわりない旦那さんは、とにかく花嫁さんを「えらい!」「助かっているよ」って褒めてほしいです。
(エリカさん)その言葉だけでも絶対やる気が出ますよね!
8. まとめ
2019/6/8、渋谷で開催したイベント「Wedding Select Fes」より、卒花のエリカさんとシズカさんのトークセッションの様子をレポートしました
今回お話を伺ったエリカさんとシズカさんの結婚式の内容や進め方などがそれぞれ違ったように、「Wedding Select Fes」のイベントでお話していただいた7組のスピーカーもそれぞれ結婚式に対する価値観などは異なっていました。
個性も、好みも、叶えたい結婚式のカタチも十人十色。近年、結婚式はますます多様化しており、「結婚式だからこうしなくてはいけない」といった画一的な価値観は少なくなっています。
これから結婚式を挙げる二人が自分たちらしい満足のいく結婚式を挙げられるためにも、トキハナではこれからも自由で新しい結婚式の実現をサポートしていきます。
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